岡谷市農業委員と農地利用最適化推進委員は20日、遊休農地の解消と鳥獣被害対策として、トウガラシの試験栽培を同市川岸東の畑で始めた。トウガラシ製造・販売の八幡屋礒五郎(長野市)から苗の提供を受け、収穫物を同社に収める。下諏訪町が今年度から始めたものと同様の枠組みの構築を試みる。
関係者が3アールほどの畑にマルチシートを敷いて、用意された256株の苗を丁寧に植え付けていった。9~10月ごろに収穫し、乾燥、選定して来年1~3月ごろに納品する予定。品種は八幡屋礒五郎が信州大学と共同開発した「信八」。
遊休農地を活用して高齢化や若者の農業離れによる農地の荒廃を防ぎたい考え。また、市農業委員会の宮澤淑会長によると、同地の周辺はハクビシンによるトウモロコシの食害を受けて栽培をやめてしまった経験があるといい、被害に遭いにくいとされるトウガラシに期待している。
苗が同社から提供されるため初期費用が掛からず、出荷先も確保されている利点もあり、宮澤会長は「手が掛からず栽培できることが分かれば市内の農家に勧められる」と意気込んでいた。
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