諏訪市と市教育委員会は19日、小中学生が学校や学年を超えて学び合う「すわ未来創造『子どもゆめプロジェクト』」(通称・ゆめプロ)の今年度の活動を始めた。2年目の今年度は小学5、6年の6人が参加。「私たちがつくる、諏訪の未来」を全体テーマに11月下旬まで計13回にわたり自然環境やSDGsなどについて自らの「なぜ」を探究。最終回では具体的な取り組みを市長や教育長に提案する。
諏訪の未来を担う小中学生がまちづくりのテーマに沿って学び合い、成果を発表するプロジェクト。今回は「水と緑あふれる豊かな環境をつくるまち」「ゼロカーボンシティとして資源を大切にできるまち」「人と環境にやさしい『ものづくり』の情熱があふれるまち」の三つの視点で、具体的な取り組みを考える。
初回は5人が参加し、「諏訪湖をきれいにしたい」「ごみをなくしたい」などと取り組みたい内容を発表。活動をサポートする高校生4人と一緒にSDGsに関するクイズを考えて打ち解け合った。「ポジ◎ラボ」(松本市)の丸山亜希代表によるSDGs関連の絵本の読み聞かせもあった。
参加した城南小5年の児童(10)は「自然が好き。ごみが捨てられる諏訪は嫌なので少しでも減らしたい」と話した。
次回以降、座学やフィールドワークを通して学習を深める。フィールドワークでは霧ケ峰を散策したり、諏訪湖でヒシ除去をしたりするほか、企業を訪問して食品ロスの取り組みなども学ぶ予定。
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