きらびやかな衣装をまとい保護者らと一緒に歩く稚児たち

きらびやか稚児行列 茅野市仏教会花祭り大会

2024/05/20 06:00
地域

茅野市仏教会(狭間天道会長、21カ寺)の第54回花祭り大会は14日、同市玉川穴山の長円寺で開いた。各寺院、関係総代、世話人、女性部、住民ら150人が参加。きらびやかな衣装の稚児行列や式典が行われ釈迦の誕生を祝った。

 

稚児行列には地元を中心とする小学生や保育園児ら18人が参加。天候に配慮して予定より短い約200メートルの距離を花祭り行進曲が響く中、仏教会旗を先導に稚児、花御堂、式衆らが寺周辺を行進。沿道には高齢者やアマチュアカメラマンの姿もあり、化粧をし、すまし顔の稚児の姿に目を細めていた。

 

本堂での式典では、稚児の代表が明かりや香、花をささげ、僧侶たちが般若心経を唱えた。分かりやすい言葉の「こどものお経」も全員で読み上げた。同寺讃祷歌合唱団の歌に合わせて稚児舞があり、釈迦の誕生に由来する甘茶がけやアトラクションの紙芝居も。来賓の今井敦市長は「子どものお祭りでもあり自分も小学生のとき参加した。楽しい思い出にして」と呼び掛けた。

 

狭間会長は「地元で托鉢をして浄財を募り、稚児も大勢集まりお釈迦様も喜んでいると思う。友達と仲良く、命を大切に」などと話した。

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