初めて浴衣を着てうれしそうな日本語教室の生徒たち

笑顔で浴衣初体験 辰野で外国籍住民日本語教室

2024/05/20 06:00
社会

辰野町の外国籍住民を対象として生活に役立つ実践的な日本語を教える日本語教室が19日、町ボランティアセンターで開かれ、日本文化の体験として浴衣体験が行われた。会員らのサポートで初めて浴衣に袖を通した生徒たちは、みなうれしそうに笑みを浮かべていた。

 

町民有志らで組織する国際交流グループ「地球人ネットワークinたつの」が主催する全12回の教室。日本語だけでなく、日本の文化や生活様式、行政の仕組みなどを教えるのが特徴。これまでに習字なども体験している。

 

この日は5回目の開催で、クラスごとに分かれた通常の授業をした後、浴衣体験を実施。会員や伊北美容組合員のサポートで浴衣に初めて袖を通した生徒たち。最初は少し照れ臭そうにしていたが、着付けが終わるとうれしそうに自分の姿をスマートフォンのカメラで撮影。さっそく友人に写真を送る人もいた。

 

来日3年目というベトナム出身のグエンティ・ハンさん(29)は「とってもかわいくて楽しかった。今年は浴衣を着てお祭りに行ってみたい」と笑顔を見せた。同会のスタッフたちも「みんなかわいくてとても素敵。日本をもっと好きになってくれたらうれしい」と話していた。

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