苗の植え付けを体験する参加者ら

環境に優しい野菜作りを 箕輪町が講座

2024/05/19 06:00
社会

箕輪町は18日、有機農家から環境に優しい野菜作りを学ぶ講座を同町上古田で開いた。町民ら約20人が参加し、2回に分けて実施。有機農家で町有機農業研究会メンバーの杉浦剣さん(53)=同地区=を講師に、自然由来の肥料の使い方や夏野菜の苗の植え方などを学んだ。

 

昨年度に町が開いた土づくり講習会の参加者から実践的な勉強をしたいという要望を受けて企画した。

 

杉浦さんは土づくりについて、使用するほ場で以前に肥料を使った場合、それが土に残っていることが多いことから、どのような作物を作ったかによって肥料の与え方を考える大切さを伝えた。ほかにも水の上げ方や雑草対策など話題は多岐にわたり、参加者は熱心に質問したり、メモを取ったりしていた。

 

夏野菜のキュウリとモロヘイヤの苗を植え付ける体験にも挑戦。参加者は杉浦さんの手本を参考に、土中に開けた穴に苗を収めていった。

 

同町木下の70代女性は「とても勉強になり、初めて知ったこともあった。必要とされる肥料を思い出しながら作りたい」と話していた。

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