家庭で育て県道に飾るベゴニアの苗を持ち帰る宮の脇の住民

諏訪市神宮寺区2町内会 住民にベゴニアの苗

2024/05/14 06:00
地域

諏訪市神宮寺区の宮の脇と長沢町の2町内会で12日、ベゴニアの苗がそれぞれ住民に配られた。景観形成団体が用意し、諏訪大社上社本宮周辺の県道岡谷茅野線沿いや居住地を赤や白、ピンクの花で彩る。ともに今年は大きな花を咲かせる新種のベゴニアを育て観光客らを迎える。

 

 

県道沿いの花壇にベゴニアの苗を植える長沢町の若者たち

宮の脇の約110世帯でつくる上社の杜景観形成宮の脇住民協定運営委員会は、地区内の飲食店「山佐屋」の駐車場で、肥料とセットにして4株ずつ配布。役員らが県道や北参道沿いの企業や店舗などにも届けた。

 

各家庭でプランターに植栽して育て、8月上旬から県道に並べる計画。1997年から「花づくし構想」として取り組んでおり、笠原透運営委員長は「町内の皆さんの協力で事業が成り立っている」と感謝。「遠方から訪れた人が花を見て、喜んでいただけたらうれしい」と話した。

 

長沢町の約140世帯でつくる「長沢町景観形成運営委員会」も住民に苗を配布。出払い作業を併せて行い、県道沿いの花壇に約100株を植えたほか、丸型や角型の17基のプランターに植栽して沿道に飾った。

 

北斗神社の石段周辺の下草刈りにも取り組んだ。一帯にはツツジや桜なども植樹しており、交流サイトSNSでも存在が広まって訪れる人が増えているという。笠原繁委員長は「6月にはベゴニアの花色が広がりそう。本宮、前宮間を散策する人たちの気持ちが明るくなれば」と語った。

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