辰野町の小野宿を盛り上げる初のイベント「たのめの里暁祭」（実行委員会主催）が11、12の両日、創業１６０年を迎えた同町小野の小野酒造で開かれている。酒蔵見学や日本酒の試飲に加え、各種キッチンカーも出店。ワークショップや小中高生によるパフォーマンス発表などもあり、多くの人でにぎわっている。

会場では、クリア升付きの試飲（チケット制）のほか、昨年世界一に輝いた日本酒も味わえる杯売りの有料試飲、酒かす詰め放題などが行われている。

催しでは辰野高校の生徒による歌や演奏、ダンスの披露のほか、両小野小・中学校の児童、生徒の発表も。ワークショップでは蜜ろうを使ったクリーム作りやミニ杉玉作りなどが行われ、子ども向けのキッズ縁日コーナーでは酒瓶や酒だるなどを活用した各種ゲームが楽しめる。

中でも酒蔵公開は大人気。蔵人の案内で普段は見られない酒造りの現場を見学した参加者は、普段は飲むことができない搾りたての生酒に舌鼓を打っている。晩酌で日本酒を飲むという伊那市の宮本護さん・梨沙さん夫婦は「酒蔵見学を楽しみにしていたが、貴重なお酒も飲めて来て良かった」と話していた。

12日は午前10時～午後３時。問い合わせは小野酒造（電話０２６６・４６・２５０５）へ。