諏訪市街地の航空写真パネルを金子ゆかり市長に贈るアジア航測事業推進本部の大場明副本部長

3D都市モデル構築で撮影 諏訪市に航空写真寄贈

2024/05/10 06:00
社会

諏訪市内の街並みを3次元地図で再現する「3D都市モデル」(立体地図)の作成に当たったアジア航測(本社・東京)が9日、発注者の諏訪市に市街地の航空写真パネルを寄贈した。市は21~24日に市役所1階ロビーに展示して市民にお披露目し、その後は3階の庁議室に飾る。

 

国土交通省が主導するプロジェクトに参画し、市が2023年度に進めた事業。同社によると、航空写真は3D都市モデルの構築に向けた最初の作業となり、昨年6月、最新の測量用デジタル航空カメラを搭載した機体で市域を撮影した。ひずみを補正して写真地図にしたという。

 

大場明・取締役事業推進本部副本部長、村松政幸・信越支店長ら4人が訪れた。大場副本部長は「撮影日当日は天気が良く、きれいな写真を撮ることができた」と報告。金子ゆかり市長は「街の全体像を把握できる。航空写真から詳細な所まで入り込み、3次元地図にしていただいた」と感謝した。

 

3D都市モデルは、航空写真から作成した基礎地図にさまざまな都市データや施設情報を重ね合わせて構築。パソコンなどの画面上で視点を自在に変えられ、市域を俯瞰できたり、地上からの街並み景観を見られたりできる。市は防災対策につなげたいと、モデル上にハザードマップを組み合わせ、河川氾濫時に想定される浸水状況を立体的に把握できるようにもした。データは誰でも利活用でき、市のサイト「すわなび」でも公開している。

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