手長神社(諏訪市)第四ブロックの有志と、自転車冒険家の小口良平さん(43)=辰野町=が、役目を終えた同神社四之御柱を使いサイクルスタンドを製作した。同ブロックの進藤実さん(49)と小口さんが「御柱でサイクルスタンドが作れたら」と発案してから約7年越しに実現。計6台作り、同神社と諏訪湖周4カ所に設置して、サイクリングに活用してもらう。
約7年前、進藤さんがパーソナリティーを務めるラジオ番組に小口さんが出演。その際に御柱サイクルスタンドの話題になり、「いつかできたら」と会話が盛り上がった。2022(令和4)年の同神社御柱祭にあたり御柱休めをした16(平成28)年の「古御柱」の再利用を検討する中で、進藤さんが同ブロック代表者らの賛同も得て、小口さんに製作を依頼した。
使った古御柱はマツの木で、材木用に切り出して水分を抜いた後、今年4月上旬から本格的に製作を始めた。通常のものと違い、木目を生かすよう透明な塗装を使用。サドルを掛ける部分の板には諏訪湖の花火、自転車、八ケ岳が描かれている。
同市の諏訪湖間欠泉センター駐輪場に2台、同神社、岡谷市の諏訪湖ハイツ足湯前、岡谷湖畔公園の岡谷南高校近くと釜口水門北側の広場にそれぞれ1台ずつ設置。2日に同神社の焼き印を入れて完成させた。
小口さんは「ラジオの話題がまさか実現するとは。夢は発信することから始まると改めて感じた。外から来る人や地元の子どもたちにサイクリングをしてほしい」と期待。進藤さんは「休めた御柱が再利用され、住民の目に触れるところに生かされるのがうれしい。いろんな人が諏訪を楽しむ一つのきっかけになれば」と話した。
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