地図に示されたチェックポイントをランニングや徒歩で回り、写真と得点を集めるフォトロゲイニングの大会「伊那クローバーフォトロゲ」が27、28の両日、伊那市内であり、2日間で県内外から延べ約170人が参加した。2~5人でチームをつくり、より多く得点を集めるコース戦略を考えたり、チェックポイントの観光名所や店舗を訪れたりしながら、伊那谷の自然と文化を堪能した。
同市を拠点にランニングやトレイルランイベントを企画運営する「トレイルヘッド」(飯島浩代表)が主催。27日の高遠ステージには25チーム、65人、28日の伊那ステージには38チーム、103人が出場し、男子と女子、男女混合、ファミリーの4部門で制限時間内の得点を競った。
伊那ステージは、発着点の春日公園から半径約4キロ圏内に得点の異なる30カ所のポイントが設けられた。4時間の制限時間内に全て回るのは困難で、高得点の遠方を目指すか、近場に集積するポイントで少ない点数を積み重ねるかが分かれ道。一方、神社仏閣や景勝地、句碑や店舗がポイントになっていて、菓子店ではソフトクリームの割引もあり、競技とともに観光も楽しめるのが特長だ。
松本市から家族4人で参加した勝田治さん(44)は「県内の大会に年5回ほど参加します。たくさん歩けて地域の魅力も発見できる。楽しみながら歩きます」と語った。飯島代表は「競技性もあるが、ハイキング感覚で家族でも遊べるのがフォトロゲ。メンバーと一緒にコースを考えながら楽しんでほしい」と話していた。
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