日本の伝統音楽を守り伝えようと活動する諏訪邦楽名韻会は27日、内輪のおさらい会を茅野市の割烹森の家で開いた。長唄三味線の杵屋新哲男(本名小川哲男)さん=同市=と、一番弟子の杵屋新音(本名両角美智代)さん=同市=がそれぞれ開く教室の生徒ら13人が練習の成果を披露し合った。
新音さんが会主を務め、今年で97歳になるも芸の道に情熱を持ち続ける新哲男さんに敬意を込め「小川師匠を囲む会」と銘打ち行った。演目は「松の緑」「元禄花見踊り」「越後獅子」「春の恵み」など11曲。生徒一人一人の三味線に小川さんが唄を、新音さんが三味線を合わせ、アットホームな雰囲気で進められた。
「岸の柳」「梅は咲いたか」「三下がりさわぎ」では、松本幸俊さん=同市=が特別出演で舞いを披露。小川さんの艶のある声も響き、会場はお座敷のようだった。最後は、継承を願う「茅野カブカン囃子」で締めくくった。
芸歴約50年余の小川さんは「みんなずっとうまくなっている。芸は人生の味方となってくれ、広く人と付き合い、楽しくなれる。長生きできるのもこの趣味のおかげ。これからも仲良くやりましょう」と呼び掛けた。
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