骨が弱くなって骨折のリスクが高まる「骨粗しょう症」という言葉をよく耳にするようになった。高齢になってからの骨折は介護を受ける生活にもつながりかねず、侮れない問題である▼骨粗しょう症について面白い記事を読んだ。中学や高校時代にバスケットボールやバレーボールをすると骨が強くなり、高齢になってからの骨粗しょう症予防につながる可能性があるとの研究結果を順天堂大のチームがまとめたという▼中高生期にバスケをしていた男女は高齢期の大腿骨の骨密度が高く、バレーをしていた女性は腰椎の骨密度が高かった。ジャンプなど骨に刺激を与える動きがよいのか。他の運動種目では骨密度との関係は確認できなかったというが「若い頃には体をよく動かす」ことが重要だと再認識した▼若い頃の運動が年を重ねてからの健康に影響することは理解できる。では運動をする機会が少なかった人はもう手遅れなのか。厚生労働省は予防法としてバランスの取れた食事を挙げ、小松菜などの緑黄色野菜やひじきなどの海藻を食べることなどを勧めている▼「石の上にも三年」。辛抱して続ければ成功につながることを意味する例えだが、健康づくりでは「石の上にも十年」ぐらいの時間の意識が必要だろう。食生活を変えたところで、骨量が増えるか分からないが、少しでもあがくことが骨密度ダウンを遅らせることができると信じて。
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