冬期閉鎖している茅野市北山と南佐久郡佐久穂町境の国道２９９号（メルヘン街道）で２５日、４月１８日午前の通行止め解除に向けた除雪作業が始まった。積雪は標高約１８００メートルの千駄刈ゲート付近で約３０センチ、麦草峠付近で約９０センチとほぼ平年並み。ロータリー車が雪煙を噴き上げながら進み、路面にたまった雪を片付けている。

メルヘン街道は、昨年１１月１６日から茅野市千駄刈―小海町千代里の１３・８キロが冬期閉鎖。請負業者によると、除雪は１週間ほどで完了する見込みという。管理する県は除雪後に、路面の点検や補修を実施。開通によって、麦草峠や白駒池をはじめとする北八ケ岳に本格的な行楽シーズンが到来する。

県諏訪建設事務所によると、同じく冬期閉鎖する県道霧ケ峰東餅屋線（ビーナスライン）の除雪作業は近く開始し、４月２３日午前１１時に開通予定。県道八島高原線は同日１０時に開通する。