辰野町は29日、サテライトオフィスの誘致を目指し、受け皿となる町内宿泊施設と旅行業者、担当する地域おこし協力隊の交流会を信州フューチャーセンターで開いた。関係者約20人が参加。サテライトオフィスやワーケーションの受け入れを通じた移住定住の促進につなげる狙いで、町全体で利用者ニーズに応えていくため、相互連携の必要性を確認した。
町内へのサテライトオフィス誘致の促進に向けては、受け入れや情報発信のハブ(結節点)となる関係者の連携が不可欠であることから、顔合わせも兼ね、情報を共有する場として交流会を初めて開催。誘致事業を担当する3人の協力隊が企画した。
交流会では、各協力隊が担当するミッション(任務)について説明し、その他の参加者も個々の事業内容などを紹介。その後、参加者は3班に分かれ、相手を変えながら悩みや今後やりたいことなどについて語り合った。
出席者の多くは移住者で、同町のセールスポイントについて「何もないが売り。何もないということは余白があり、自由度が高いということ」との声も。「日ごろの連携が受け入れの間口を広げ、町全体を活性化させる」などの意見も出ていた。
同町では〇と編集社が内閣府の補助制度を活用し、下辰野商店街にサテライトオフィス「トビチのオフィス」を設置。自由にワークスペースを設計できる新たな形のオフィスで、2021年には3事業者が入居し、うち2事業者が町内にオフィスを新設したという。
町担当者は「フルサービスの箱モノはないが、空き家バンクがあり多くの移住の先輩もいて受け入れの土壌は整っている」と話す。協力隊の合田百恵さんは「宿泊、旅行、行政それぞれがワーケーションや移住定住のハブとして機能し、連携していくことが重要」と強調していた。
購読残数: / 本
⻑野⽇報社からのお知らせ
フォトサービス
紙⾯に掲載された写真を有償で提供しています
諏訪湖マラソン…外部リンク
毎年10⽉開催の諏訪湖⼀周のハーフマラソン
第35回諏訪湖マラソン記録
⻑野⽇報の紙⾯PDFをご覧いただけます
⻑野⽇報ご購読
こちらから⻑野⽇報のご購読を申し込めます
⻑野⽇報就職研究会…外部リンク
「就職はふるさとへ」と考えている学⽣のみなさんへ
長野日報社 社員募集
2025年4月入社の社員を募集します
週間ランキング
衆院選公示 長野4区2氏立候補 農福連携でワイン造り ブドウ収穫が最盛期 長野県岡谷市 SUWAプレミアム 大人向けイベント26日 3日間で1万8769人来場 諏訪圏工業メッセ閉幕 茅野のリンク存続へ 高校生有志が署名募る マツタケの収穫本格化 上伊那地方 湖畔に「SUWAKO」モニュメント 披露へ 御神渡りに温暖化の影響 セミナーで宮坂宮司語る 行者そば祭り盛況 秋のそば満喫月間スタート 顧客獲得へ強みPR 諏訪圏工業メッセ開幕日付で探す