茅野市北部中学校3年の村上幸仕郎さんの作文に共感した。国税庁などが募集した中学生の「税についての作文」で入賞。タイトルは「国債と僕たちの将来」。一部を紹介させていただきたい▼国債の発行で国の借金が膨らみ、負担を先送りしていることに問題を感じたとして「日本を将来、どんな国にしていきたいのかをみんなでよく話し合って決めることが必要だと思います。そうすれば、何に優先的にお金を使うべきか、何を我慢しなければならないのかがはっきりすると思うからです」▼東京で建築設計事務所を営む馬場正尊さんは、11月に諏訪市内で行った講演でこんなことを語った。キーワードに「密から疎へ」「所有から共有へ」「集中から分散へ」「競争から共創へ」「中心から周縁へ」を挙げ、「あらゆる価値が逆転している気がする」と▼コロナを経て、密にすることよりも適度に分散的で居心地がいい空間を本能が求め、大きな家や車を持つことよりも誰とどんなものをどう共有しているかに中心軸が移っている│。まちづくりの視点から、これからの社会の在り方を示唆していたように受け止めた▼長野経済研究所の調査で県内の消費者が今年を表す漢字の1位は「苦」だった。誰もが、つつましい生活を送りながらも「苦」を感じることなく、次代に付けを回さない世の中は実現できないものだろうか。一年の終わりに願い望みたい。
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