岡谷市に大きな被害をもたらした2006年7月の「平成18年7月豪雨災害」から18年となる19日、早出一真市長ら市関係者や地元住民が土石流の発生した志平川(川岸)と小田井沢川(湊)の「災害伝承之碑」を参拝した。犠牲者の冥福を祈り、防災・減災の努力を続ける誓いを新たにした。
志平川土砂災害伝承之碑では市と地元の橋原区の関係者合わせて約20人が碑に向かって黙とう。橋原区の丸山隆憲区長は「毎年この時期になると災害を思い出す。周りにはトラウマになっているという人もいて、ショックは大きかった。記憶を風化させないよう伝えていくことが大切だと思っている」と話した。
早出市長は同日午前8時、防災行政無線や市の公式LINEなどで「足腰の強い安全・安心なまちづくりに向けて、市民一人ひとりが災害に備え、防災・減災について考える日としましょう」と呼び掛けた。災害伝承之碑の参拝後には、災害を機に計45基の砂防堰堤整備計画を進めてきた経緯を説明し、「地域の防災・減災、強靭化を進めなければいけない」と強調していた。
市内では8人が犠牲となったこの災害の記憶と教訓を後世に継承するため、市では同日を「岡谷市防災の日」と定めている。同市中央のイルフプラザ1階では災害を写真で振り返り、備えを訴えるパネル展を23日まで実施している。
購読残数: / 本
⻑野⽇報社からのお知らせ
フォトサービス
紙⾯に掲載された写真を有償で提供しています
諏訪湖マラソン…外部リンク
毎年10⽉開催の諏訪湖⼀周のハーフマラソン
第35回諏訪湖マラソン記録
⻑野⽇報の紙⾯PDFをご覧いただけます
⻑野⽇報ご購読
こちらから⻑野⽇報のご購読を申し込めます
⻑野⽇報就職研究会…外部リンク
「就職はふるさとへ」と考えている学⽣のみなさんへ
長野日報社 社員募集
2025年4月入社の社員を募集します
週間ランキング
「令和の米騒動」 辰野の米自販機に客殺到 諏訪市の湖明館通りで「秋祭り」8日 富士見高原リゾート整備 ヨドバシカメラの寄付活用 「新作花火」5年連続中止 持続可能な大会へ協議 夢かなえる努力を 富士見で青少年育成セミナー 衆院選長野4区情勢 現新2氏が出馬予定 伊那谷の地酒楽しんで 来月28日秋の呑みあるき 茅野市スケートセンター 「原則廃止」答申へ 8月の諏訪、記録的暑さ 真夏日続き夜温も高く 桂由美さん、ドレスの美 蚕糸博物館で企画展日付で探す