岡谷市の岡谷蚕糸博物館の開館60周年・リニューアルオープン10周年を記念し、市は4月に94歳で亡くなった世界的なブライダルファッションデザイナー桂由美さん=東京都出身=の作品とシルクの魅力をテーマにしたイベントを行う。8月22日から企画展を同館、10月2日に「トーク&ファッションショー」を市内のカノラホールで開き、シルクのウエディングドレスなどを披露する。
岡谷蚕糸博物館は1964年10月に同市本町に開館し、2014年8月に同市郷田でリニューアループンした。これまで同館の記念事業に桂さんを迎えて作品展やトークショーを実施。今回は、1964年に日本初のブライダル専門店を東京にオープンした桂さんの歩みと併せて振り返る。
トークとファッションショーは午後3時から開く。2部制で、第1部は同博物館の髙林千幸館長が「桂由美先生の心にふれて」と題して講演するほか、トークショーに桂さんの会社のデザイナー2人を招く。第2部は、桂さんのウエディングドレスや華やかな衣装を楽しめるファッションショーを展開。諏訪実業高校(諏訪市)服飾科の生徒約40人によるステージもあり、自作の衣装や岡谷産シルクで制作したウエディングドレスを着て登場する。
トークとファッションショーは入場無料だが整理券が必要となり、9月5日まで申し込みを受け付ける。定員は1400人。応募多数の場合は抽選となる。希望者ははがきに必要事項を記入し、同館に郵送する。
企画展「YumiKatsuraの世界」は、初日の午前10時からオープニングイベントを行う。会場ではドレス8点を中心に展示。パリ・コレクションの写真パネル、同館と桂さんの年表を設けるほか、デザイン画などを飾ってアトリエを再現する。
髙林館長は桂さんとの交流を振り返り、「製糸業で日本の近代化を支えたシルクのまち岡谷への尊敬や強い思いが感じられた。追悼ではなく明るいイベントにし、作品世界と心をつないでいく」と話す。
問い合わせは同館(電話0266・23・3489)へ。
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