駒ケ根市駒ケ根高原の観光拠点施設・駒ケ根ファームスで13～15日、「納涼まつり」が開かれる。中央アルプス駒ケ岳ロープウェイが運休し、観光客が減っていることを受けて緊急的に企画。施設で販売している加工品の割引価格での提供やプレゼント企画などを用意し、イベントの一環で早太郎温泉郷の温泉施設３カ所の入浴料を引き下げる。

山麓側のしらび平駅につながる県道が土砂崩れなどで１日から通行止めになり、ロープウエーが運休。応急工事後の20日に再開予定だ。同施設によると、祝日「海の日」を含む３連休は本来であれば「書き入れ時」だが、観光客の減少が見込まれ「ぜひ地元の方に足を運んでもらいたい」とイベントを企画した。

施設内の店ごとに企画を用意。おみやげショップで13～15日、すずらんハウスで14、15日にそれぞれ千円以上購入した人にどら焼きや市田柿クレープをプレゼント。13、14日には駒ケ根産ブルーベリーすずらんシェイクを１００円引きで販売。14日のすずらんソフト巻き巻き体験、農産物直売所の朝市などがある。

子ども向けのすずらん牛乳瓶ふたのつかみ取りチャレンジも14日に実施。30枚ピタリ賞としてプリンやヨーグルトを贈る。日帰り温泉施設の割引は、こまくさの湯（13～19日、駒ケ根市民対象）、こまゆき荘（13～15日、全利用者）、すずらん颯（13～19日、同市民対象）で行う。

駒ケ根観光協会は「ロープウエーの運休の中にあっても諦めない駒ケ根高原の姿を発信したい。改めて高原の魅力に触れて」と来場を呼び掛ける。問い合わせは同協会（電話０２６５・８１・７７００）へ。