精密機器製造の初崎製作所(宮田村大田切、初崎哲也社長)と赤穂高校(駒ケ根市)商業科の3年生は、同社が栽培する甘栗を原料にしたドリンクとパンの商品開発に取り組んでいる。共同での商品開発は昨年度に続いて2度目で、今年度も同社の国産甘栗「しなのあまぐり」を使用。同校で20日、開発中のドリンクの試作と試飲が行われた。
同社は2013年から、村内と飯島町内の計約2万平方メートルの自社農園で希少な国産甘栗を栽培している。両者による商品開発は、同科3年生の課題研究授業の一つ「商品開発グループ」に甘栗の新たな商品化を依頼したのがきっかけ。昨年度は開発したドリンクを同校の文化祭や信州大学農学部の学園祭「落葉松祭」で売り出した。
4月から週2回の授業で研究や検討を重ねてきた同グループの生徒10人。同社の「あまぐり和紅茶」をベースにフルーツやココア、牛乳などを加えた5種類のドリンクを試作した。イチゴやリンゴを入れて爽やかな味に仕上げたグループの一人(17)は「どの商品もおいしい。選ぶのが難しい」と感想。初崎社長は「生徒には自分が飲みたいドリンクを作ってほしいと伝えている。フルーツなどの材料も地元産を使えれば」と期待していた。
環境に配慮し、容器は再利用できるボトルを採用する。甘栗を使用したパンは生徒のアイデアを基に業者が作り、24日に試食予定。同日に開発するドリンクを1種類に絞る。ともに7月20日の文化祭でテスト販売し、感想や意見を集めて秋以降の商品化につなげる計画だ。
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