伊那バラチェックインラリーの盛り上げに協力した伊那西高校3年1組の生徒たち

伊那西高生 バラスポット巡り魅力発信に協力

2024/06/15 06:00
社会

伊那西高校(伊那市)の3年1組が、市内で開催中の「伊那バラチェックインラリー」(22日まで)にポスター制作やSNSの情報発信を通じて協力している。ポスターはさまざまな世代にも親しみやすいよう工夫を凝らし、バラと市イメージキャラクター「イーナちゃん」などを組み合わせたデザインに。市内の”バラスポット”を巡るイベントの企画に基づき、参加方法を広く伝える。バラによるまちづくりに取り組む地域の特色も踏まえ、その魅力を若い感性で発信している。

 

チェックインラリーは、市全体でバラを楽しむ「伊那バラフェスタ2024」の一環。市内各所のバラスポットに掲示したポスターからQRコードを読み込んでアンケートに回答してもらい、3カ所以上チェックした人に抽選で景品をプレゼントする。

 

生徒たちは学校の総合的な探究の時間で多様なテーマを取り上げるグループ活動を展開。今回はイベントの事務局で、同クラスが別のイベントで協力したことがある市観光課からの呼び掛けに応じ、ポスター制作とSNSの2チームが参加した。同校では以前から「アンネのバラ」を育てるなど、バラに関する取り組みも進めていた。

 

ポスターは若者から年配者まで親しめるようなイメージを重視。地の色をピンクにしてイベントの文言の周囲にバラをあしらった。バラを組み合わせたイーナちゃんは市と相談して2種類を用意。一つは赤いバラを持たせ、バラのワンポイント付き帽子をかぶせた。もう一つはバラを冠のように配したイーナちゃんが歩くデザインに仕上げた。

 

情報発信はSNSのインスタグラムを活用。これまでも伊那谷の魅力を国内外に紹介しようと菓子店やイベントを取り上げてきた。フォロワー数は現在3000人を超える。JR伊那市駅周辺などのスポットを訪ねてQRコードを読み込む様子をバラの映像も交えて配信している。

 

ポスター制作チームの大原柚子葉さんは「自分が納得いくまで描き直したり、友達に意見をもらったりして作った。伊那市の良さが伝わってほしい」と手応えを示した。SNSチームの林希美さんも「活動を通して地域の方と関わり、伊那谷がすてきな所だとより知ることができた。将来は伊那谷で働きたい」と話していた。

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