八ケ岳南西麓の花や野菜苗の生産者らでつくる「八ケ岳グリーンネットワーク」は18、19日の両日、「八ケ岳ファーマーズマーケット」を富士見町境の富士見高原リゾートで開いている。同町や原村、山梨県北杜市などの事業者、団体が34ブースを設け、花や野菜などの苗を販売。県内外から多くの園芸家や愛好者が訪れ、生産者との会話を楽しみつつ気に入った苗を買い求めている。

八ケ岳山麓で育つ高品質の花や野菜、園芸の魅力を発信しようと２０１０年から開催。会場の広々としたゲレンデ内には、一年草や宿根草、野菜、多肉植物などさまざまな種類が並んでいる。

初日の18日は、開場前から行列ができる盛況ぶり。来場者は育て方を生産者に聞いたり、目当ての花を探したりしてブースを移動。園芸家やガーデンアドバイザーの園芸教室も開かれ、地元飲食店のキッチンカーの料理を味わう人もいた。

クレマチスやトマトなどの苗を購入した小県郡長和町の女性は「たくさん買えたのでうれしい。シカに食べられないよう、大切に育てたい」と笑顔だった。

19日は午前９時から午後３時まで。園芸教室も開催する。