森の中でゲームのルール説明を聞く子どもたち

自然と触れ合い「シューティングかくれんぼ」

2024/05/19 06:00
地域

サバイバルゲームとかくれんぼを組み合わせた試合を森の中で楽しむ「集まれ!シューティングかくれんぼの森」が18日、伊那市横山の市民の森であり、中南信地方を中心に小学生ら約60人が参加した。ゲームを通して草木や土と触れ合い、友だちと和やかなひとときを過ごした。

 

林業の新たな形「森林サービス産業」の創出に取り組むフォレストーリー(諏訪市)が主催。昨年11月に続いて日本かくれんぼ協会(東京)と共同開催した。定員を上回る応募者に対応するため、急きょ19日にも実施するという。

 

「シューティングかくれんぼの森」は、鬼が赤外線の銃で追い掛け、見つけた人の頭に着けたセンサーに照射すると、音が鳴る仕組み。参加者は3チームに分かれ、1チームが鬼、残り2チームが隠れる役を務めた。20分間で逃げ切った人の人数を競い、鬼を交代しながら計3ゲーム行い、勝敗を決めた。

 

参加者は、かくれんぼ日本代表で世界大会9位の経験を持つ同協会代表理事の高山勝さん(31)の助言を受け、木の陰ややぶの中に隠れたり、銃を持って追い回したりした。岡谷市から両親と参加した兄弟は「森の中は隠れる場所がいっぱい。楽しく逃げ切る」と笑顔を見せた。

 

フォレストーリーの渡部真之助代表(39)は「森の中に来てもらい、自然に触れるだけで教育になる。森のことを好きになって森に行きたいと思ってもらえたら。森林サービス産業を通して林業を活性化したい」と語り、森林整備や多様な森づくりに意欲を示した。

続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。