英国王立園芸協会(RHS)が主催する英国の国民的園芸競技会「ブリテンインブルーム」で、蓼科高原バラクライングリッシュガーデン(茅野市北山)のオーナーで英国園芸研究家のケイ山田さんと、ケイさんがデザイン・監修する「みつけイングリッシュガーデン」(新潟県見附市)を運営する同市、管理などを行う市民ボランティア団体「ナチュラルガーデンクラブ」が「ゴールドコミュニティ賞」を受賞した。英国外の受賞は初という。
ブリテンインブルームは今年60周年を迎える競技会。国を17ブロックに分け自治体ごとに審査。美しさ、環境への配慮、庭を通じたコミュニティづくり、生物の多様性、持続可能な植栽、健康との結びつきなどが評価される。
バラクラは1990年に日本初の本格式英国庭園として開園。ケイさんは世界で最も権威あるチェルシーフラワーショー・ショーガーデン部門で準金賞など3回の入賞を果たす。全国各地の公共庭園の監修も手掛け、見附市では2002年にデザイナーとして起用されて以来200人を超えるボランティアへのアドバイスを継続。同市ではガーデンを重点政策に位置付けており、ボランティアの意識も高まった。市民のみならず広域から多くの人が集う英国庭園が実現し、周辺の雇用創出も生み出している。
受賞の経緯は、RHSのパートナーガーデンであるバラクラの山田裕人社長が昨年、審査員のトレーシー・ウィルソンさんを招き、見附市を視察。その後、同市が紹介ビデオを作成、提供して審査された。
ともに授賞式に出席するケイさんは「これまでの活動が認められ、最高の舞台で表彰していただけることは名誉で光栄。関係者の皆さんと喜びを分かち合いたい」と、見附市の稲田亮市長は「本場英国より高い評価を受け誇りに思う。ケイさんのご指導やご支援、市民ボランティアの尽力に感謝。受賞を励みに引き続き魅力的なまちづくりを行いたい」とコメントしている。
授賞式は21日、ロンドンのチェルシーフラワーショーの会場で行われる。
購読残数: / 本
⻑野⽇報社からのお知らせ
フォトサービス
紙⾯に掲載された写真を有償で提供しています
諏訪湖マラソン…外部リンク
毎年10⽉開催の諏訪湖⼀周のハーフマラソン
第36回諏訪湖マラソン記録
⻑野⽇報の紙⾯PDFをご覧いただけます
⻑野⽇報ご購読
こちらから⻑野⽇報のご購読を申し込めます
⻑野⽇報就職研究会…外部リンク
「就職はふるさとへ」と考えている学⽣のみなさんへ
長野日報社 社員募集
2025年4月入社の社員を募集します
週間ランキング
「ララオカヤ」26年度から解体見通し 岡谷 諏訪湖SA上下線に「諏訪の国」コーナー新設 もみじ湖一帯色づき始め マイカー規制始まる 上伊那ご当地ナンバー導入へ 広域連合方針 岡谷でシルクサミット開幕 技術継承、文化創造へ 谷川俊太郎さん 下諏訪の親友黒田さんと交流 強い冷え込み、雪づくり 霧氷の樹林を背に 山下清のペン画など初公開 岡谷美術考古館 おむすびコンテスト 最優秀に矢坂さん 春近五人衆と井月、地元から光当てる 研究会発足日付で探す