市立伊那図書館(伊那市荒井)は15日、図書館利用カードの新デザインを発表した。桜越しに見る仙丈ケ岳を描いた作品で、同市西春近で絵画教室と学習塾を主宰するパステル画家の北原美知瑠さんが「伊那市らしさ」を表現した。開館30周年に合わせ、7月2日から市立図書館と公民館図書室で発行を開始する。
現行の子ども向け2種に、大人向けの1種を追加する企画。325点(市内107点、市外218点)の応募があり、1次選考を通過した30点で4月に来館者投票を行い、投票総数685票のうち最多得票の作品を採用した。
北原さんは2017年に伊那市に移住し、図書館の帰り道で見る仙丈ケ岳の雄大さと美しさに魅了されていたという。春日公園からの眺望をベースにして、夕日に映える残雪の仙丈ケ岳を強調し、手前に満開のタカトオコヒガンザクラをあしらった。パステルと色鉛筆、水彩を使い、伊那市らしさを追求した作品は「自分史上最高傑作」(北原さん)になったという。
新デザインの披露と表彰式が同館であり、笠原千俊教育長は「地域の読書活動に役立つことができれば」とあいさつ。北原さんは「カードを手に取るたびに美しい仙丈や桜を思い出して明るい気持ちになり、手描きの温かさを感じてもらえたら」と願った。
新デザインの利用カードには「伊那市立図書館」の文字を配し、今年度印刷分には開館30周年記念ロゴマークがプリントされる。新規発行は無料だが、現行カードから変更する場合は100円が必要。1次選考通過者にはそれぞれの作品をプリントしたトートバッグを贈るという。
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