上伊那地方が生産量日本一のアルストロメリアを地元の小学生に贈る「花育事業」が、今年度も行われている。上伊那地方の5市町村とJA上伊那、同JA花き部会が協力して実施する取り組み。贈呈式が8日、伊那市の伊那東小学校などであり、子どもたちは地域で栽培されている花に親しんだ。
JA上伊那によると、2023年3月~24年2月のアルストロメリアの生産量は約1150万本。同事業は地元で盛んな花き栽培を学び、花に親しんで心豊かに育ってほしいと、14年から伊那市で始まった。年々参加する市町村が増え、今年からは駒ケ根市でも実施。今月中に5市町村の小学校全28校の346クラスに1束(10本)ずつ届ける。
伊那東小では、白鳥孝市長とJA上伊那の西村篝組合長、花き部会の吉澤昭夫部会長(68)=伊那市富県=が3年生の代表児童3人に花束を手渡した。吉澤部会長は「皆さんが心豊かになってもらえるよう一生懸命花を作っている」と語り、児童代表(8)は「花はとてもきれいで教室に飾るとクラスが明るくなり、元気がもらえます。大切に育てていきたい」とお礼の言葉を述べた。
贈呈後には3年菊組(38人)で花育授業が行われた。児童たちは受け取った花に顔を近づけると「いい匂い」とにっこり。花き部会青年部が制作したDVDを見て、上伊那地方で生産されている花の種類や花が栽培されてから手元に届くまでの過程、花の育て方を学んだ。
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