富士見町小六に築100年ほどの古民家と蔵を改修した一棟貸し出しの宿泊施設「古民家宿コロク」がオープンした。築年数が古い家でも快適な住環境を整備できることを知ってもらおうと、東京都の建築コンサルタントの彦根藍矢さん(32)が開業。古民家に住むための工夫を感じながら、町の自然や文化などを味わってほしいと利用を呼び掛けている。
両親が建築家の彦根さんは、エネルギー産業と建築の関わりに興味を持ち、大学卒業後にドイツに留学して省エネルギーの住環境を勉強。その後、母アンドレアさんが経営する会社に入社し、空き家を活用した消費エネルギー削減方法を考えながら全国で空き家を探してきた。
富士見町の古民家を購入したのは2022年の4月。町に元気があり、都心からのアクセスの良さなどが決め手だという。改修はアンドレアさんの設計で、当時のたたずまいを残しながら断熱材とペレットストーブを活用して外気温に左右されずに過ごしやすい環境を整えた。
寝室は二つあり、それぞれにベッドを二つ用意。中心スペースのリビングダイニングには、靴を履いたままで座れるテーブルや、いろりを再利用したくつろげる空間を設置した。町内の飲食店や温泉施設の利用を促すため、浴槽の設置や夕食の提供はない。
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