マニフェストスイッチに掲載された岡谷市議の公約をPRする今井康善議長(右)と小松壮副議長

岡谷市議「公約知って」 政策比較サイト掲載

2024/05/06 06:00
行政・政治

岡谷市議会(18人)の議員全員が、2023年4月の前回選で掲げた公約を早稲田大学マニフェスト研究所のウェブサイト「マニフェストスイッチ」に掲載した。前回選は定数割れの無投票で選挙戦にならなかったため選挙公報も発行されず、公約を発表する場がなかったことから「自分たちの考え方を知ってもらいたい」と考え、今年4月から利用を始めた。

 

マニフェストスイッチは全国の政治家の政策を共通の形式で閲覧、比較できるサイト。岡谷市議会の公式サイトは議会活動について広報する場所で、議員活動の掲載はそぐわないとして外部のサイトを選択した。市議会のサイトの「私の公約」と書かれたバナーにリンク(https://manifesto-okaya-shigikai.mystrikingly.com.)を張っている。

 

マニフェストスイッチでは、議員一人ひとりの「政治家を志した理由」「地域のありたい姿」「解決したい課題」「解決するための重要政策」を共通の形式で掲載。社会保障や産業政策など注力する政策分野を示す円グラフも示され、議員それぞれの考え方を比較できる。

 

岡谷市議会は改選後の議会改革として議会の傍聴キャンペーンを展開し、3月定例会では一般質問初日の前に地元コーラスグループのコンサートを開くなどしてきた。今井康善議長はこれまでの取り組みは「一過性のもので広がりも限られる」という。

 

マニフェストスイッチへの掲載は、3年後の次の選挙に向けても市民に参考してもらえると説明。「3年後の選挙で必ず定数を超えるような状態にならなければいけない」とし、「成り手不足についても議論を進めている。今年度中に一定の方向性が出せれば」と話した。

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