寺前通りに露店が立ち並び多くの人が訪れた日限地蔵尊春の例大祭

平福寺で日限地蔵尊春の例大祭 岡谷

2024/04/24 06:00
地域

岡谷市長地柴宮の平福寺(小林崇仁住職)で23日、日限地蔵尊(ひぎりじぞうそん)春の例大祭が開かれた。護摩法要と法楽を行ったほか、境内駐車場では甘茶の接待や露店出店などを実施。寺前の通りを歩行者天国にし、5年ぶりに露店約10店が立ち並んだ。訪れた人たちは参拝しつつ、お祭り気分を味わった。

 

同寺に安置されている日限地蔵尊は、「日にちを限って願掛けをすれば、不思議にもかなえてくださる」と伝えられ、「おひぎりさま」と呼ばれて親しまれている。毎月23日を縁日とし、特に4月は春の例大祭として盛大に行っている。この日は、県宝の「阿弥陀如来座像」を一般公開したほか、春の例大祭に限りお披露目する釈迦の誕生像を境内に設置。参拝者は像に甘茶をかけてお参りする「灌仏(かんぶつ)」を行い、手を合わせた。

 

小林住職は「コロナ禍が明け、以前のおひぎりさまに戻りつつある。気軽にお寺に足を運んでもらい、仏縁を築いてもらいたい」と話していた。

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