中川村で野鳥の保護活動に取り組む「ブッポウソウの里の会」は21日、県天然記念物で絶滅危惧種の渡り鳥「ブッポウソウ」の営巣地となる巣箱60個を村内と隣接する下伊那郡松川町の各所に掛けた。飛来を心待ちにしながら13人の会員が作業。10メートルほどの高さの木や柱などに丁寧に取り付けた。
同会によると、昨年は5月1日に村内へ飛来したブッポウソウ。同会が設置した巣箱に21つがいが営巣した。このうち19つがいで繁殖に成功。育ったひなを含めて約100羽が9月初めまでに飛び立ち、記録がある中では過去最多の繁殖数となった。
この日は、巣箱のメンテナンスを行った後、高所作業車なども出動させて設置に着手。地元の中川西小学校4年生が進級前の3月に手作りした巣箱5個も取り付けた。
2014年1月に発足し、10周年を迎えた同会。5月19日には村公民館と共催で探鳥会も計画している。
新たなシーズンを迎え、伊佐榮豐会長は「わくわくする思い。今年はただ飛来するのを待つのではなく、餌が繁殖しやすい環境づくりなども進め、ブッポウソウにより来てもらえるよう整えていきたい」と期待した。
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