全線約16キロが開通した諏訪湖サイクリングロード。週末に自転車を楽しむ家族連れの姿が目立ち始め、20日の記念式典と記念イベントに向けた準備も着々と進む。「平たんで誰もが楽しめる。1~2時間で起点まで戻れることも魅力の一つ」と湖周の貸し自転車店。地域活性化の大きな推進力に--。地元関係者の期待は高まっている。
■レンタサイクル
諏訪市内の貸し自転車店はそれぞれ、20日を中心に記念イベントを催す。片倉館駐車場の一角にある「諏訪湖レンタサイクル」。電動アシスト付きを主に40台以上を保有しており、20日は貸し出し料金を半額にする。「平たんで16キロというちょうど良さ。初心者や幅広い世代が楽しめる。こんなコースは全国的にみてもなかなかない」と担当者。子ども用を充実させたほか、2人乗りのタンデム自転車を導入。ファミリー層のほか、一度自転車から離れたシニア層にも魅力を広げたいと意気込む。
他の事業者も特製グッズの進呈や施設入館料の割引などを実施。5月末までをイベント期間とする事業所もある。
■レイクサイドオアシス
県と岡谷、諏訪、下諏訪の3市町がコース沿いで整備を進めているのが、自転車ラックやベンチ、案内看板などを備えた休憩施設「スワレイクサイドオアシス」だ。公衆トイレがある場所を中心に12カ所に置く計画で、整備を終えた箇所から順に開放している。
諏訪市では、2020年度完成の石彫公園に続き、間欠泉センター前に「諏訪市湖畔公園足湯」を開設。2基のラック、3台のテーブル、ベンチを配する。案内看板には周辺施設や観光スポットの情報を得られるQRコードを記載していて、「湖畔から足を運んでいただけたら」と市都市計画課。ロードを核に、小回りが利く自転車ならではの旅の形態も広がりそうだ。
■ノベルティ
県や3市町、関係団体、民間事業者でつくる諏訪湖周自転車活用推進協議会は、全線開通を記念し、県PRキャラクター「アルクマ」の缶バッジを作った。ヘルメットをかぶり、自転車に乗って湖畔を走る諏訪湖サイクリングロード版で、4000個制作。20日の式典出席者やイベント来場者、3観光協会が行う諏訪湖1周「スワイチ」参加者らに配布する。
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