伊那市は11日、同市高遠町の高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラが満開になったと発表した。市によると、過去10年平均より2日遅く、最速だった昨年より10日遅いという。約1500本のタカトオコヒガンザクラが咲きそろい、園内は「天下第一の桜」を一目見ようと集まった花見客でにぎわっている。見頃は1週間ほど続く見通しで、「さくら祭り」はいよいよ最高潮を迎えた。
5日の開花宣言から6日目での満開。タカトオコヒガンザクラは3月に続いた雪と今月9日の雨を乗り越え、固有種ならではの小ぶりで赤みの強い花を付けた。公園全体を覆う桜の木の下は、花を見上げる群衆の笑顔に彩られている。公園周辺の駐車場には県外ナンバーの車や大型バスが並び、山間の城下町に人波が広がっていた。
愛知県豊橋市から夫と2人で来場した谷井文子さん(64)は、新聞の朝刊に掲載された一面桜色になった高遠城址公園の写真を見て3時間かけて訪れた。「高遠の桜は10年ぶり。花の色が濃くて、桜の木もたくさんあって見応えがあります。車で来るのは年齢的にも最後になるかもしれない。満開を見るのは初めて。良い思い出になりました」と笑顔で話していた。
園内入場は散り終わりまで有料となる。入園料は大人600円、子供300円。夜間はライトアップやプロジェクションマッピングなどの演出も行われている。
購読残数: / 本
⻑野⽇報社からのお知らせ
フォトサービス
紙⾯に掲載された写真を有償で提供しています
諏訪湖マラソン…外部リンク
毎年10⽉開催の諏訪湖⼀周のハーフマラソン
第36回諏訪湖マラソン記録
⻑野⽇報の紙⾯PDFをご覧いただけます
⻑野⽇報ご購読
こちらから⻑野⽇報のご購読を申し込めます
⻑野⽇報就職研究会…外部リンク
「就職はふるさとへ」と考えている学⽣のみなさんへ
長野日報社 社員募集
2025年4月入社の社員を募集します
週間ランキング
「ララオカヤ」26年度から解体見通し 岡谷 もみじ湖一帯色づき始め マイカー規制始まる 諏訪湖SA上下線に「諏訪の国」コーナー新設 上伊那ご当地ナンバー導入へ 広域連合方針 岡谷でシルクサミット開幕 技術継承、文化創造へ 谷川俊太郎さん 下諏訪の親友黒田さんと交流 強い冷え込み、雪づくり 霧氷の樹林を背に 山下清のペン画など初公開 岡谷美術考古館 池の周り鮮やか、秋の風情 地蔵寺庭園 おむすびコンテスト 最優秀に矢坂さん日付で探す