箕輪町外で暮らす子どもに「帰ってきてほしい」と思う親の割合は39・6%で、過去5年間で最低だったことが、町が2023年度に行った住民満足度調査で分かった。前年度から12・9ポイント減少し、統計が確認できる17年度以降では初めて5割を下回った。白鳥政徳町長は「全体として(Uターンを勧める)空気感が出ていない。町のステータスやレベルを上げていく必要もある」と語り、危機感を募らせている。
町によると、就学以外で町外で離れて暮らす子どものいる212人が回答した。「帰ってきてほしい」「できれば帰ってきてほしい」が39・6%。「帰ってこなくても構わない」は29・7%で前年度から3・7ポイント上昇した。
17~22年は「帰ってきてほしい」「できれば帰ってきてほしい」が50%台で推移してきたが、23年度に大幅に減少。年代別では60~70代と比べて40~50代で低い傾向が見られた。
「就学中の子どもに箕輪町に住み続けてほしいか」の問いに対しても、「住んでほしい」「できれば住んでほしい」と答えたのは前年度比7・6ポイント減の47・6%にとどまり、過去5年間で初めて5割を下回っている。
一方で、町への愛着度は81・5%、満足度は79・2%でともに前年度よりわずかに減少したものの、一定の高水準を保った。
白鳥町長は「子どもには子どもの考えがあるのは当たり前だが、親の願いが子どもに通じる部分もある。箕輪に帰ってこいと、ひと言言ってもらえたら」と語り、機運の醸成に意欲を示した。
調査は、無作為に選んだ町内在住の20歳以上の男女1000人を対象に昨年11月から今年1月に実施。508人(50・8%)が回答した。
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