男子5000メートルで県中学記録を樹立した滝澤さん。上伊那農業高校でさらなる飛躍を目指す

上農高滝澤さん 5000メートル県中学記録

2024/04/06 06:00
スポーツ

上伊那農業高校(南箕輪村)1年の滝澤秀斗さん(15)=駒ケ根市=が、赤穂中(同市)3年だった今年3月30日に出場した陸上の記録会(埼玉県)で、男子5000メートルの県中学記録を樹立した。記録は県内中学生で初めて15分を切る14分57秒11。中学生活最後のレースで好記録を出し、陸上部に入部予定の高校生活に向けて弾みをつけた。

 

「15分を切るのが最低限の目標だった。達成できてよかった」と滝澤さん。中学男子の長距離は3000メートルがメイン種目となるため、5000メートルに出場する選手はそう多くはない。今回の記録会で5000メートルに初めて挑戦した滝澤さんは、高校生や大学生に交じって出走。「前半は落ち着いて入り、自分のリズムで前に進めた」という。従来の記録を7秒78も更新した。

 

小学生時代に駒ケ根市スポ少で陸上を始め、中学から本格的に長距離に取り組んだ。中学2年の秋からは伊那市総合型地域スポーツクラブの「上伊那ランニングサポート」にも所属している。

 

最終学年の昨夏は3000メートルで全国中学大会に出場し、駅伝でも活躍。12月の全国中学駅伝と今年1月の都道府県対抗男子駅伝でも全国舞台を踏み、都道府県対抗駅伝では長野の3大会連続10度目の優勝に貢献した。3000メートルの自己記録は昨年度の県中学ランキング1位の8分42秒61。

 

県内外の複数の有力高校から誘いがある中、地元の上伊那農業高校への進学を決めた。OBの山川拓馬さん(現駒大3年)が持つ同高校5000メートル記録の14分1秒21の更新を高校生活の目標に掲げ、「全国で勝負できるよう、さらに力を付けたい」と決意を新たにしている。

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