医療にリハビリテーションを取り入れようとするモンゴルの医師5人が5日まで、富士見町の富士見高原病院で視察を行っている。同病院の理学療法士で、現在は国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として同国へ赴任している難波菜摘さん(28)が現地の保健局の依頼を受け、視察が実現した。5人は「高い水準の治療を自国で実現したい」と述べ、リハビリの方法や効果を学んでいる。
1日から5日間の日程で視察。富士見高原病院は病気やけがの治療後、継続してリハビリを受けられる体制が整っており、5人は連日、リハビリの現場や高齢者向け運動教室の見学、介護保険や訪問リハビリテーションの現状を学んでいる。
同国では、リハビリによる身体の機能回復効果が十分に理解されておらず、リハビリに携わる医療従事者の数も少ない。ウランバートル市バヤンズルフ区では保健局がリハビリ分野の重要性を認識。今回各種の体制が整った高原病院を視察先に選んだ。
同区にある総合病院のトヴシンジジラガル・ウーランビルグ院長(38)は「各療法士の取り組みやリハビリの効果など勉強になることが多かった。学んだことを母国で実践したい」と意気込んだ。
5人に同行する難波さんは「モンゴルのリハビリ治療は十数年前に始まったばかり。現状では、リハビリを指示する医師がリハビリの重要性を認識することが必要。そうした認識の広がりが次第に患者さんの機能回復へつながる」とし、「今回の医師5人はリハビリへの関心が高く、効果を見ていただくことは大変有意義」と期待した。
購読残数: / 本
⻑野⽇報社からのお知らせ
フォトサービス
紙⾯に掲載された写真を有償で提供しています
諏訪湖マラソン…外部リンク
毎年10⽉開催の諏訪湖⼀周のハーフマラソン
第36回諏訪湖マラソン記録
⻑野⽇報の紙⾯PDFをご覧いただけます
⻑野⽇報ご購読
こちらから⻑野⽇報のご購読を申し込めます
⻑野⽇報就職研究会…外部リンク
「就職はふるさとへ」と考えている学⽣のみなさんへ
長野日報社 社員募集
2025年4月入社の社員を募集します
週間ランキング
「ララオカヤ」26年度から解体見通し 岡谷 もみじ湖一帯色づき始め マイカー規制始まる 諏訪湖SA上下線に「諏訪の国」コーナー新設 岡谷でシルクサミット開幕 技術継承、文化創造へ 強い冷え込み、雪づくり 霧氷の樹林を背に 山下清のペン画など初公開 岡谷美術考古館 谷川俊太郎さん 下諏訪の親友黒田さんと交流 池の周り鮮やか、秋の風情 地蔵寺庭園 おむすびコンテスト 最優秀に矢坂さん 「みかん祭り」にぎやかに 八剱神社日付で探す