諏訪地方の小中学校で４日、入学式が行われた。希望に胸を膨らませた新１年生たちが、来賓や保護者、教職員、在校生らに祝福され、わくわく、どきどきしながら新生活の一歩を踏み出した。

　施設一体型の新校舎が完成し初の入学式となった茅野市小中一貫校永明小学校・永明中学校では、校舎に隣接して新たに建てられた永明社会体育館で午前と午後に実施した。

　午前の永明中には１０９人が入学。生徒会役員が案内や受け付けを担当し、真新しい制服で緊張気味の後輩たちを優しく歓迎した。式で矢﨑知広校長は「地域の人、同窓生、建築に関わる多くの人が知恵を込めた校舎で生活を始める記念すべき１年生。２、３年生とともに新たな命を吹き込むのは君たち。目標を持ち、努力し、人を大事にすることを通して、自分自身を高めてほしい」と願った。

　永明小には79人が入学。ピカピカの教室で歌やあいさつを練習してから、６年生が迎える会場に入場。今井敦市長らの祝いの言葉を真剣に聞き、歌「ドキドキドン！一年生」では保護者席に向かって元気いっぱいに歌った。宮下健治校長は絵本「あなたのすてきなところはね」（玉置永吉著）を用い「自分のままでいい、いてくれるだけでいい、先生も家の人もそう思っています。安心して永明小に通って」と呼び掛けた。