アビエススポーツクラブは３日夜、原則35歳以上を対象とした「日本サッカー名蹴会大人サッカークリニック」を茅野市玉川の東海大諏訪高校サッカーグラウンドで開いた。市内外から19人が参加。サッカー日本代表歴代最年少得点ゴール記録（19歳１１９日）を持つ金田喜稔さん（66）と元松本山雅ＦＣの田中隼磨さん（41）を講師に、パス回しやトラップなど基礎的な技術の向上に務めた。

　金田さんは、サッカーを幅広い世代が楽しめる生涯スポーツとして普及させたい思いから、同様のサッカー教室を日本全国で開いている。「学生時代にサッカーをやっていたが、社会人になってから時間がなくなり、疎遠になってしまった人は多くいる。彼らが再開するきっかけになれば」と金田さん。練習の最後は試合形式で行い、教わった技術などを応用しながら参加者一同で汗を流した。

　参加した井沢貴明さん（58）は「今回で２回目。毎回ほめてもらえるのでモチベーションが上がり、楽しく練習できる」と話していた。