看護師および事務担当が連携して家庭内での困り事に対応する訪問看護ステーションなゆき

訪問看護ステーション 伊那市西箕輪に開所

2024/04/02 06:00
地域

伊那市西箕輪に1日、「訪問看護ステーションなゆき」(坂間なつみ代表取締役)が開所した。日常生活での病状観察や服薬の管理、終末期の看護、みとりや引きこもりなど「家庭内での困り事」に対応。看護師4人により1日24時間、365日体制で地域の医療・福祉に貢献していく。

 

県立こころの医療センター駒ケ根(駒ケ根市)に30年間勤務し、日本精神科看護協会の精神科認定看護師に合格した坂間代表が、訪問介護で精神医療に携わる同期生がやりがいを語る姿に刺激を受け、自らも訪問看護への道を選択。昨秋から長女で看護師の雪乃さん(30)とともに運営会社を設立し、開所準備を進めていた。

 

ステーションは、坂間代表らを含めた看護師4人と事務担当1人の5人体制で運営。名称の「なゆき」は坂間代表と雪乃さんの名前を合体させ「『な』やみの『ゆ』くえを『き』ぼうにかえよう」のキャッチフレーズを当てた。

 

サービス内容は、病状観察や服薬管理、寝たきり防止など日常生活の看護や認知症のケア、終末期の看護(ターミナルケア)、リハビリテーション、点滴やカテーテルの管理などの医療的処置と管理、精神疾患のケア、服薬相談、福祉サービスの利用相談など。訪問エリアは上伊那地域が辰野町から駒ケ根市で、木曽地方の一部もカバーする。

 

利用料金は、医療保険や介護保険で対応。定休日は土日・祭日と12月29日~1月3日。看護相談に応じ夜間・休日も緊急の対応は行う。

 

坂間代表は「少しでも家庭に入り、問題解決策を一緒に考えられれば」とし「一人で抱え込まず、相談してほしい」と利用を呼び掛けている。問い合わせは同ステーション(電話0265・93・3192)へ。

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