少子化に伴う野球人口の減少などで加盟チーム数が減少してきた辰野町少年野球連盟と箕輪町少年野球連盟が一つになり、辰野、箕輪、南箕輪の3町村の5チーム、登録選手約80人が所属する「伊北少年野球連盟」が新たに誕生した。30日夜に初の総会を箕輪町地域交流センターで開き、運営体制や2024年度の事業計画などを確認。発足初年度の活動をスタートした。
大谷翔平選手ら米大リーグでの日本人選手の活躍などで野球の注目度は高まっているものの、全国的に少子化に伴い野球人口やチーム数は減少。辰野、箕輪両連盟も大会が開催できないなど存続が困難となり、2年前から統合について協議を進めてきた。23年度は統合に向けて大会を合同開催した。
新連盟の発足に伴い、箕輪町内の箕輪中部ヤンキース、箕輪ジャイアンツ、箕輪彗星クラブ、守屋スネークスの4チームは発展的に解消。新チームの箕輪フェニックスに統合された。
辰野町の辰野スーパードラゴンズ、ヤングホープス、辰野ヤンガース、箕輪町の箕輪フェニックス、南箕輪村の南小ドラゴンズの5チームでの船出となる。
大会は主に箕輪町の番場原運動場で実施する予定で、24年度は新連盟として春季リーグ戦や秋季リーグ戦、新人戦(5年生以下)を主催。野球教室も開く計画。
同連盟初代会長の松永雅敬さん(箕輪フェニックス)は「野球人口が減る中でも野球をしたい、続けたいと思う子どもたちがやり続けられる環境を守っていきたい」と話していた。
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