伊那弥生ケ丘高校(伊那市)同窓会(下島典子会長)は26日、能登半島地震の被災地で断水などにより衣類が洗えなくなった被災者を洗濯、クリーニングで支援する「災害洗濯支援チーム(DSAT)」(中村祐一代表)に5万円を寄付した。下島会長(74)が同窓生の中村代表(40)が経営する同市荒井のクリーニング店「芳洗舎」を訪れ、寄付金を届けた。
クリーニング師である中村代表は能登半島地震を受けて、「断水で洗濯ができない方のために専門分野で役に立ちたい」と、東京のクリーニング師とともにDSATを立ち上げた。現在、県内外のクリーニング店経営者ら約20人で構成されている。
1月21日から活動を始め、石川県七尾市の避難所で預かった衣類を同県内のクリーニング店で洗濯。以降は主に被災者とクリーニング店との仲介役として、能登町や輪島市などの避難所、介護施設などで生活する被災者から預かった衣類を店に持ち込み、洗い終わった服を届けている。これまでに延べ約1000人分の洗濯を担ってきた。
中村代表は現在も週に1回ほど被災地に足を運び、現地での調査やSNSを通じて支援を必要としている人を探す活動をしている。「支援の行き届いていない人がまだいる。洗った服を届けると『ありがとう』という言葉を多くもらう」と活動を振り返る。
下島会長は報道でDSATの活動を知り、同窓生を応援することで被災地を支援したい|と寄付を計画。同窓会費と同窓生有志からの寄付金を合わせて贈り「同窓生の素晴らしい取り組み。助け合いの輪が広がれば」と願った。
活動資金はチームへの募金で賄われているといい、中村代表は「活動を後押ししてもらいありがたい」と感謝。「服の汚れを落とし、体を温めるなどの機能を守ることがクリーニング師の仕事」と語り、決意を新たにしていた。
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