ゆめひろば富士見にお目見えしたブランコで遊ぶ児童。1台は安全に楽しめるよう、ハーネス付きになっている

富士見小児童が提案 ゆめひろばにブランコ

2024/03/26 06:00
地域

富士見町中心部にある多目的交流広場「ゆめひろば富士見」に、ブランコ2台がお目見えした。3月末に卒業する同町富士見小学校6年1部が、総合的な学習でゆめひろば富士見の活性化について話し合い、町に遊具の設置を提案したことを受けて実現。25日にお披露目式があり、児童や名取重治町長、植松航一朗校長らがテープカットをして夢の具体化を喜んだ。

 

児童たちは5年生の時に町の公共施設の在り方を考える学習を始め、遊ぶ機会が多いゆめひろばに着目した。町教育委員会などに協力を依頼し、まちづくりに関する授業を実施。3年前の6年生が過去に同じような学習をしていた意思も引き継ぎながら、ゆめひろばの利用促進を考えた。

 

クラス内で遊具を増やしたらどうかという意見が多く出たため、5年時の2学期に町内3小学校の児童を対象としたアンケートを実施。ブランコの設置希望が多い結果をもとに3学期に名取町長に提案し、町民から寄付金などの協力もあって新設が決まった。

 

お披露目式には昨年夏まで担任だった原村原小の松倉利和教頭も参加。児童らと一緒にテープカットをして完成を喜んだ。名取町長は「皆さんの意見が元となり、設置できてよかった。交流が盛んになるきっかけになれば」とあいさつ。児童代表の名取蒼太君(12)は「協力して活動を続けてよかった。たくさんの人に遊んでほしい」と笑顔を見せた。

 

ブランコは、ゆめひろば内の町民センター近くに設置。誰でも安全に利用できるよう、体を固定するハーネス付きの台もある。

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