4月11日付の上伊那版に続き、きょうの小紙統合版は、「桜新聞」。諏訪6市町村の観桜スポットを複数面で紹介している▼昨年もそうだが、悩ませたのは掲載日の設定。自然が相手だけに、ピンポイントで日程を合わせるのが難しい。おとといは風が強くて花が散ってしまわないかヒヤヒヤした▼一挙掲載が大変なのは標高差があり開花状況が異なるから。きょうは載っていないが、茅野市蓼科の桜の名所聖光寺は標高1230メートル。寺のスタッフによると、ソメイヨシノを育てるには「限界を超えた高さ」。それでも近年の気温上昇のためか高地でもきれいな色の花が咲くようになったという。ただ、見頃の時期が以前より早まって大型連休の少し前に満開になるそうで誘客面では気をもむことも▼さまざまな桜の記事を読むと、地域の歴史にちなんだ話が多いと改めて感じる。桜のトンネルで知られる辰野町宮木の城前通りのソメイヨシノ。戦後祖国に帰る記念に1960年に北朝鮮の人たちが植えたのが最初とされる。戦争を語り継ぐ活動をする清水まなぶさんのライブがかつて近くであった。「桜を植えた人の心情を思うことが一年に一度あってもいい」。主催者の言葉が思い浮かぶ▼今年の桜新聞では桜に関するエッセーを募り、8人の方が思い出を文章につづってくださった。何かとシンボル的な木である桜。まさに、「桜に歴史あり」である。
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