2024年12月25日付

2024/12/25 08:00
八面観

日本海側で12月としては記録的な大雪になっている地域があるという。雪下ろし中の事故も発生している。ここまで降ると、雪かきも大変だろうと察する。業者は昼夜を問わずに除雪に追われている▼いきなりドカ雪が降った印象がある。県内でも北信などで降雪があり、23日夜時点で上水内郡信濃町や下高井郡野沢温泉村の積雪は60~70センチとかなりの量に達した。また県警は降雪のあった19日から20日夕までに人身・物損交通事故が県内でスリップを含め258件発生したと発表。運転に注意するよう呼び掛けた▼雪で車を動かせなくなって起きる「立ち往生」。青森県などで相次いでいるという。隣の岐阜県で今月初めて運用された「顕著な大雪に関する気象情報」。今年1月に関ケ原付近の名神高速道で大雪のために約1200台が立ち往生したことなどを踏まえ、住民に注意を促し、早期に防止策を講じる狙いだ▼雪による立ち往生は人ごとではない。年末は強い寒波が到来してさらなる降雪が予想される。予報に応じて早め早めに道路の往来を止め、対策を取ることが肝心▼気象庁が23日発表した大雪に関する早期天候情報によると、元日ごろから東北の日本海側で大雪になる可能性がある。年末年始の帰省に影響が出るかもしれない。気持ちは焦るがじっと我慢。迂回など多少不便になることはあっても「急がば回れ」の精神を忘れないでいたい。

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