今年も残すところあと半月となった。能登半島地震の発生が昨日のことのように思えるほどに1年が過ぎるのが本当に早かった。「来年の話をすると鬼が笑う」というが、2025年は災害や大きな事件のない平穏な年になってほしいものだ▼少し前から話題に上っていることの一つに「2025年問題」がある。言葉のみが独り歩きし具体的に何なのかと問われると答えられないのだが、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者入りし、医療や介護などの社会保障費の増大が懸念される問題だったと記憶している▼しかし調べてみると問題は社会保障だけではない。IT関連でも「2025年の崖」という問題があり、古い設計のシステムでは最新プログラムを運用できずに膨大なデータや複雑な処理に対応ができず、結果、容量不足やハードの故障でシステムがダウンし、社会に甚大な影響を及ぼす可能性があるというものだ▼流通業界でも「2025年の崖」問題がささやかれる。時間外労働の上限規制が盛り込まれた働き方改革関連法の猶予期間終了で、時間上限規制が始まり、ドライバーの運転時間が減少することで業界全体の輸送量が減少するもの▼さまざまな問題が取り沙汰されているのだが、正直どのようにわたしたちの生活に影響が出るのかは未知数。大きな変化がなくともただただ平穏に暮らせる社会がどれほど幸せなのかをかみしめたいものだ。
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