先日、80代後半になる母親を伊那市の総合病院に連れて行った帰り、近くのコンビニに立ち寄った時のこと。病院に近い高校の生徒だろうか。母は商品を買い物籠に入れてそそくさとレジに向かおうとした▼コロナ禍以降、多くの店にレジを待つ人たちに間隔を空けてもらうための線が引かれているが、その線も目に入らない様子の母を制しようとしたところ、順番を待っていた女子高生と思われる制服姿の2人組が「どうぞ」と譲ってくれた。にこやかに、気持ちよく▼最近は自己中心的な行動が目に付くように感じてならない。人を押しのけるようにして前に出ようとしたり、擦れ違う際に肩と肩がぶつかりそうでも脇に寄らずにずんずん進んできたり。何をそんなにせいているのだろう、自分がよけると負けた気がするのだろうかと思ってしまう▼そんな中、前述した2人のように接してもらうと心が和む。表現は適切でないかもしれないが、今どきの軽っぽく見える若い男性が建物に入ろうとして開けた扉を、続いて入ろうとしていたら閉まらないように押さえてくれていたことも何回かある。いいなと思う▼ちょっとした譲り合いや思いやりではないだろうか。心の余裕と言ってもいいかもしれない。自身も大いに見習おうと自戒する。一人でも多くの人がほんの少し周りに気を配るようになれば、互いがもっと暮らしやすくなるのにと考える日々だ。
購読残数: / 本
⻑野⽇報社からのお知らせ
フォトサービス
紙⾯に掲載された写真を有償で提供しています
第50回信州書道展 紙面PDF
長野日報の紙面PDFをご覧いただけます
諏訪湖マラソン…外部リンク
毎年10⽉開催の諏訪湖⼀周のハーフマラソン
第36回諏訪湖マラソン記録
⻑野⽇報の紙⾯PDFをご覧いただけます
⻑野⽇報ご購読
こちらから⻑野⽇報のご購読を申し込めます
⻑野⽇報就職研究会…外部リンク
「就職はふるさとへ」と考えている学⽣のみなさんへ
長野日報社 社員募集
2026年4月入社の社員を募集します
週間ランキング
立石公園の渋滞 諏訪市に対策求める声 日本無線諏訪工場 沼田さん諏訪で調査進める 母の日、花で伝える感謝 生花店にぎわう 「つつじ祭り」色づき進む 鶴峯公園 春らんまん ツツジ見頃 岡谷の鶴峯公園 光の乱舞に期待 辰野ほたる祭り6月7日から 鷲見産婦人科、7日開院 伊那合庁隣に 茅野市「のらざあ」 即時予約で運行体制前進 学校林のタラの芽なくなる 伊那西小 御柱候補決まる 諏訪大社下社仮見立て日付で探す