八ケ岳西麓産のワインの可能性について語るソムリエの井上富雄さん

八ケ岳西麓ワインのイベント14日 東急リゾート

2024/07/05 06:00
経済

東急リゾーツ&ステイ(東京都)が運営する東急リゾートタウン蓼科(茅野市北山)は14日午前11時から、八ケ岳西麓ワインバレーの生産者とワインを集めたテイスティングイベントをリゾートタウン内の雨天対応型の屋外レストラン「グラマラスダイニング蓼科」で開く。出展は八ケ岳西麓でワイン事業を行う7者でこのうち、5ブースに生産者が立ち、ワイン造りへの思いや味わいを伝える。

 

リゾートタウン内の蓼科東急ホテルでソムリエを務める井上富雄さん(38)が同ワインバレーのすべての生産者の理解と協力を得て実施。18種類が並ぶ予定。ワインテイスティングチケットを購入し、各ブースで引き換える。食事メニューには、グラマラスダイニング蓼科で人気の信州サーモンを使ったバーガーやシカ肉と蜂蜜の串焼きなど長野を感じる料理を用意している。

 

八ケ岳西麓は、ワイン産業の振興を図る県のワインバレーで、昨年4月に県内5カ所目として位置付けられた。井上さんは八ケ岳西麓の生産者と情報交換しながら、地域のワインの魅力を別荘所有者や観光客らに伝えている。八ケ岳西麓地域のワインのテイスティングイベントは東急としては初めて。

 

井上さんによると、八ケ岳西麓はワインの生産地としては標高が高く、今後の地球温暖化の進行によっては栽培適地としての注目度が高まると見込まれるエリア。比較的降水量が少ないため多湿による病気のリスクが少ない。瓶内熟成が進んだことで「酸味が柔らかくなっておいしさが増しているワインも増えてきた」という。「別荘の方、地元の方、観光客の方に八ケ岳西麓のワインの可能性を感じてもらえれば」と話していた。

 

チケットは1つづり1100円。グラス保証金500円(初回のみ)。JR茅野駅東口発の東急リゾートタウン蓼科行きシャトルバスの利用も可能。問い合わせはグラマラスダイニング蓼科(電話0266・69・3109)へ。

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