伊那市の市街地循環バス「イーナちゃんバス」で、電気自動車(EV)として新たに導入する車両のデザインが決まった。桜をイメージしたピンク色を全体に多用し、市イメージキャラクター「イーナちゃん」を側面に配した。デザインは公募し、グラフィックデザイナーのヤマシタタケシさん=山口県=の作品を選んだ。
市は脱炭素社会の実現や新産業技術活用を進める中、更新を迎えた市街地循環バス1台をEVバスとして導入。公募は高校生以上を対象に4月1日から5月6日まで実施し、全国73人から101点が寄せられた。
環境に配慮した先進的車体にふさわしい洗練されたデザイン、高い視認性、バス利用者への親しみやすさなどを基準に審査。行政や市地域公共交通協議会、ジェイアールバス関東伊那支店の関係者らが選考委員を務めた。
EVバス(23人乗り)はトルコの企業カルサン社製で、国内への導入は同市が初めて。世界各国で使用されていて、坂道に強いなどの特長がある。運行は8月以降を予定している。
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