中体連南信大会壮行会に入場する選手を拍手で迎える韓国上一中の生徒たち=南箕輪村の南箕輪中学校

国籍越えて交流 南箕輪中に韓国の中学生来校

2024/06/01 06:00
文化

韓国ソウル市東部にある上一(サンイル)中学校の2、3年生29人が31日、南箕輪村南箕輪中学校を訪問した。両校の生徒が授業や給食、中体連南信大会壮行会などを通して交流し、国籍や言葉の壁を越えて理解を深め合った。

 

両校の交流は昨年度に続いて2回目。韓国の生徒を受け入れている宮田村が上一中からの依頼を受け、教員として同村に赴任経験がある南箕輪村の清水閣成教育長に打診したのがきっかけ。昨年は女子生徒だけだったが今年は男子生徒8人が初めて参加し、女子生徒2人が再訪した。

 

上一中生は2、3年の10学級に分かれ、南箕輪中生と一緒に国語や理科、社会、音楽、英語などの授業を受けた。3年2組の数学では、教職員がインターネットの翻訳機能を使って問題文を韓国語で伝えた。上一中の男子生徒が素早く正解すると「頭いいじゃん」と歓声が上がった。

 

上一中生は全校生徒約500人との交流会で学校を紹介したほか、同村のブランド米「風の村米だより」を使った給食を楽しんだ。中体連壮行会では応援歌や校歌の大合唱に手拍子を合わせていた。

 

南箕輪中生徒会の永井創太会長は韓国語であいさつした後、「仲良くしてくれてありがとう」と語り掛けた。清水教育長は「有意義で思い出に残るつながりになれば」と期待していた。

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