大祓詞が響く境内で、火の中に短冊を投げ入れる伊那市観光協会事務局職員

さくら祭りの「花結い」 東高遠諏訪社でおたき上げ

2024/05/31 06:00
地域

伊那市観光協会は30日、高遠城址公園さくら祭りで能登半島復興へのメッセージや願い事を募った「花結い~サクラサクミライ~」のおたき上げを同市高遠町の東高遠諏訪社で行った。期間中(4月5~18日)に寄せられた1万5300人分の思いを燃え盛る火の中に投じ、震災復興と大願成就を祈った。

 

花結いは、さくら祭り期間中に高遠城址公園の本丸跡で行った初企画で、金沢市の兼六園の雪つりにちなみ、しゅろ縄を円すい状に張り、願い事を書いた短冊を結び付けてもらった。5月12日の神事ではらい清めた後、高遠藩主が崇敬した諏訪社の境内でおたき上げを実施した。

 

おたき上げには、協会事務局職員をはじめ同神社の伊藤光森宮司、山本孝志総代が参加。伊藤宮司が大祓詞(おおはらえことば)を奏上し、しゅろ縄に固く結んだ青や黄、ピンク色の短冊を協会事務局職員が火の中に投げ入れると、赤い炎が高く立ち上った。

 

同協会の丸山舞さんは「ご参加いただいた皆さんの願いや思いが花開くことを願っています。これからも皆さんと思いをつなぎながら、伊那市の魅力を知っていただくよう取り組んでいきたい」と話していた。

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