諏訪市豊田小学校の5年生49人は29日、稲作学習の一環として、発泡スチロールの箱で作った一人一つの「マイ田んぼ」で田植えを行った。JA信州諏訪・諏訪中央支所の支援を受けて実施する新たな取り組み。児童たちは自分だけの小さな田んぼに丁寧に苗を植え、成長を願った。
同校ではこれまで、学校近くの田んぼを借りて米作りを行っていたが、今年度は田んぼを管理するボランティアの高齢化などにより、借りることが困難に。それでも稲作活動を続けたいと、自分たちで集めた発泡スチロールで栽培することを決めた。苗は、JA信州諏訪や地域の米農家から提供を受けたもち米の品種「ヒメノモチ」を使用する。
2週間前に箱の中に土を入れ、手でもんで柔らかくした児童たち。この日は同校コーディネーターの平林牧博さんから「根元を持って3~5本ずつ斜めに植えて」などと助言を受け、それぞれ植え方を工夫しながら作業を進めた。最後に肥料をまき、汲み置きして塩素を抜いた水をかけた。
児童の1人(11)は「植えるときに苗が倒れて難しかったけど楽しかった」。別の児童(10)は「植える深さに気を付けた。食べるのが楽しみなので頑張って世話したい」と話していた。
田んぼは同校中庭に置き、今後は児童たちが各自で水の管理や草取り、成長記録を行う。稲刈りは10月を予定している。
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