諏訪市は市内にある空き家の利活用を進めようと、「空き家マッチングサービス」の運用の一部を見直した。売却や賃貸を希望する所有者、活用を希望する人の思いを市のホームページ上で公開。双方の「思い」や「夢」を”見える化”することでマッチングを促していく。
同市のサービスは2022年度から運用を始めた。所有者と活用希望者に登録してもらい、市が条件の合う人をつないできたが、昨年度は登録12件で成立はゼロ。市都市計画課によると、個人情報は伏せた上で、物件と思い、条件が伝わり合うよう運用改善を図ったという。
現時点で所有者3件、活用希望者3件の情報が掲載されている。思いや夢などは統一様式のエントリーシートに記載。大正時代建築の物件を載せる所有者は「目が覚めると機関区からボーボーと汽笛が聞こえた。子どものころを思い出す家」と紹介する。別の所有者は昔は養蚕をしていたとし、「1階部分の天井と壁は煙でいぶされて黒くなっている。逆に味わい深い」と伝えている。
活用希望者の1人は、古民家を使ったカジュアルなフランス料理店を開業したいと夢を書き入れ、立地や契約内容など希望条件を示す。同課によると、登録情報に興味を引くようなタイトルを付けたことも変更点の一つという。
市の22年度調査に基づく空き家数は1276戸。人口減少や高齢化の進展などで820戸だった15年調査時に比べ増えている。同課は「登録数と成立数がともに伸び、建物の有効活用や街のにぎわい創出に向けて利活用が進んでいけば」と期待している。詳細はホームページ内「諏訪市空き家マッチングサービス」のページへ。
購読残数: / 本
⻑野⽇報社からのお知らせ
フォトサービス
紙⾯に掲載された写真を有償で提供しています
諏訪湖マラソン…外部リンク
毎年10⽉開催の諏訪湖⼀周のハーフマラソン
第36回諏訪湖マラソン記録
⻑野⽇報の紙⾯PDFをご覧いただけます
⻑野⽇報ご購読
こちらから⻑野⽇報のご購読を申し込めます
⻑野⽇報就職研究会…外部リンク
「就職はふるさとへ」と考えている学⽣のみなさんへ
長野日報社 社員募集
2025年4月入社の社員を募集します
週間ランキング
「ララオカヤ」26年度から解体見通し 岡谷 上伊那ご当地ナンバー導入へ 広域連合方針 諏訪湖SA上下線に「諏訪の国」コーナー新設 谷川俊太郎さん 下諏訪の親友黒田さんと交流 強い冷え込み、雪づくり 霧氷の樹林を背に 岡谷でシルクサミット開幕 技術継承、文化創造へ 春近五人衆と井月、地元から光当てる 研究会発足 輝く青い諏訪湖 蚕糸公園イルミ点灯 築150年の民家に耐震シェルター 岡谷の小口さん宅 おむすびコンテスト 最優秀に矢坂さん日付で探す